米国の認識における「汚職」とか「腐敗」とかは
中国の感覚からほど遠いほどの神業です。
20ドル以上の贈り物を受けたら届け出る義務がある。
日本の政治資金規正法も一円単位ですからね。故人献金が問題になる。
他人から盗んできた金ならまだしも、自分の献金を、
規約があるため正直に申告できず他人の名義を替えただけのこと。
アフガニスタンの人から見れば日本の騒ぎが理解できないでしょう。
これは汚職でも腐敗でもなく、言ってみれば金持ちの悩み。
条文の重箱の底をつつくゲームですからね。
韓国でも歴代大統領一族は汚職にまみれ、金大中の息子たちはいまも刑務所。あの国の大統領は暗殺か亡命か刑務所か山寺くらいしか行き場がない。
中国では最高幹部がカネをちょろまかすのは当然、
そもそも国家を盗んでいるわけで(爆笑)
アフガニスタンでカルザイ大統領一族の腐敗なんて、
小生から見れば中国のこっぱ役人のレベルでしょ。
アフガニスタンはアレキサンダー大王が通過し、チンギスハーンが通過し、
そしてイギリスが侵略し、ソ連が侵略し、
あの大地には穀物を育てる肥沃な土地は枯れ、
追いはぎと強盗と豪族と軍閥しかのこっていない。
人の物は殺してでも取るのが生きてゆく上で必要であり、裏切りは日常茶飯。
アメリカと日本はここへ穀物の種を運び、植え方を教えようとしたら殺された。
この大地へ投票箱民主主義を運び、民主化のために援助し、
すでに一万ちかい欧米の兵士が犠牲になり、
そして西側の基準で言う「腐敗」「汚職」は止まない。
アフガニスタンは「国民国家」ではなく、
豪族の連立、部族の集合体というのが現実に近いと思います。
汚職反対で暴動? おこりにくいでしょうね。
アフガニスタンの民度ですか? 
日本の婆娑羅大名とか、応仁の乱前後ですかね。
しかし狂信的一神教のもとで、文化のかおりがしない。
大和朝廷成立以前のころかも知れませんね。

(宮崎正弘のコメント)