以下は「官憲による強制連行はなかった」で、日韓研究者の間で決着がついた話。
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吉見義明 林博史『共同研究日本軍慰安婦』 p60
朝鮮での徴集のさいの憲兵・警察の関与の実態は、具体的な資料が出てきていないので、よくわからない。
「募集」に関して、朝鮮総督府が具体的にどのように関与していたのか、残念ながら史料がないのでこれ以上わからない。
吉見義明『従軍慰安婦をめぐる30のウソと真実』24pより
「官憲による奴隷狩りのような連行」が朝鮮・台湾であったことは、確認されていない。
吉見先生は、1997年2月27日の朝鮮時報でも
「『官憲による奴隷狩りのような連行』を裏付ける公文書は、今のところ出ていない」と明言しています。
番組討論でも「朝鮮半島で権力による強制連行があったと証明できていない」と言ったそうで、のちに小林よしのりのマンガでも引用されています。
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和田春樹東大教授(アジア女性基金呼びかけ人)
『アジア女性基金ニュース8号』
「官憲による直接的な強制を立証する文書資料が未だ発見されていないのは確かです」
『慰安婦問題という問い』p22
女子挺身隊として募集された人びとを日本の政府が「慰安婦」にしたということは、まったく裏付けられていません。その事実はほとんど存在しないと言われています。証言もなければ、それを裏付ける資料も見つかっていません。女子挺身隊と「慰安婦」は関係ない。(中略)
制度的な強制は恐らく韓国・台湾の場合は存在しない。
(インドネシア、フィリピン、中国で、末端の兵士が女性を連行し、レイプしてそのまま監禁し、一定期間継続的にそうした行為を強制するというかたちが広くみられました。私設の「慰安所」とか準「慰安所」と研究者は呼んでいますけど、こういうところではまぎれもなく強制があった)
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安秉直教授(慰安婦について韓国挺身隊問題対策協議会と共同で調査した人)
韓国の新聞のインタビューにて
「問題は強制動員だ。強制動員されたという一部の慰安婦経験者の証言はあるが、韓日とも客観的資料は一つもない」
「3年活動してからやめた理由は、彼ら(挺身隊対策協)の目的が慰安婦の本質を把握して今日の悲惨な慰安婦現象を防止することではなく、日本とケンカすることだったからだ」
http://www.youtube.com/watch?v=T8v6zxiNBCg&feature=related
西岡力『よくわかる慰安婦問題』p83より
同じ頃、韓国人から強制連行はなかったという話を連続して聞いた。
私がソウルで会ったある韓国人記者は、「自分はこの問題についてこれ以上は書かない」と言った。
「それはどういうことですか」と尋ねると、
「元慰安婦の女性にかなり取材をしてきた。
ところが彼女たちは慰安所に入られてからの悲惨な生活についてはよくしゃべるのだが、しかし連れていかれる過程になるととたんに口ごもることが多い。
それで追求していくと、どうも女衒がからんでいるらしいことがわかってきた」とのことだった。
それで私が「女衒って日本人ですか」と聞くと、
「あなたね、日帝時代、朝鮮の田舎に日本人が入っていけると思いますか」と言うのである。
つまり取材を重ねるにつれ、朝鮮人の女衒が関与して、身売りとして売られていったという人たちなのだということがだんだんわかってきたというの
だ。
西岡力『よくわかる従軍慰安婦問題』p84 より
左翼知識人である在日朝鮮人高峻石氏は佐藤勝己氏に、
「吉田の言うような日本軍による慰安婦狩りなどなかった。
自分の村でも慰安婦が出ている。自分の親戚にあたるある未亡人が、村の娘ら何人かを中国に連れて行ってい暗所を開き大金をもうけて話題になり、村から別の娘たちもその慰安所に出稼ぎに行った。
当時の済州島でも貧しさで身売りする娘が珍しくなかったのに、なぜ、軍がわざわざ慰安婦狩りをする必要があるのか。もしそんなことがあれば、噂はすぐ広まったはずだが 、聞いたことがない」と話していた。
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呉善花 『「反日韓国」に未来はない』
私は韓国で生まれて二十六歳まで韓国で生活していた間、村の女を軍や総督府の官憲が強制的に連行したといった話はいっさい耳にしたことがありません。
また、私が『生活者の日本統治時代』で、インタビューした植民地世代の韓国人の誰一人として、そのような光景を見たことも聞いたこともないといっていますにもかかわらず、最近になってそうした話が出るなんて、まったくおかしなことだというしかありません。
日本の左翼活動家が反日民族主義の活動家に入れ知恵して以来、
「そういうことがあったらしい」「そういうことがあったに違いない」「そういうことが事実あった」
というようにエスカレートしていったことは明らかです。
こうして「従軍慰安婦」問題は、女子挺身他(女性の徴用者たち)と意図的に混同させられ、大量の女たちが「従軍慰安婦」させられた、強制連行でそうさせられた、という物語がつくられ、
それがあたかも真実であるかのように韓国国内で信じられるまでになってしまったのです。
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長沢健一『漢口慰安所』P240より
長年慰安所の管理監督に当たった兵站部員は、慰安所の内部で一度も、いわれるような日本軍部、官憲による朝鮮婦女強制連行の噂さえ聞いたことがないのである。
私が特殊診療所勤務の際、朝鮮出身業者に、慰安婦補充について問うたことがある。
その業者は、朝鮮でも日本内地と同様に遊郭がいくらもあり、娼妓も多くいるから、慰安婦の補充に事欠かないと答えていた。
金山慰安所副組合長はやはりこの問題について、山田慰安婦係長に、慰安所は金も儲かるし、身体は楽なので伝え聞いて雇い入れを望む女は多く、不自由していないといったそうである。
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秦郁彦『慰安婦と戦場の性』 P380より
…いずれにせよ、平時と同じ身売り方式で女性集めが可能なら、植民地支配が崩壊しかねないリスクをはらむ「強制連行」に官憲が乗り出すはずはないと考えられる。
それを裏書するのは、四十四年夏、テニアン島で米軍の捕虜になったリー・パクドら三人の朝鮮人による陳述である。「面長は自由選挙でえらばれた指導力のある実力派の老人」とか「労務動員を拒否すると投獄される」と語ったあと、朝鮮人慰安婦について次のように述べている。
太平洋の戦場で会った朝鮮人慰安婦 (prostitutes) は、すべて志願者 (volunteer)か、両親に売られた者ばかりである。もし女性たちを強制動員 (direct conscription)すれば、老若問わず朝鮮人は憤怒して立ちあがり、どんな報復を受けようと日本人を殺すだろう。
尋問官が「今まで尋問した百人ばかりの朝鮮人捕虜と同じく、反日感情が強い」と評している朝鮮人軍属の証言だけに、何よりも説得力を持つのではあるまいか。
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吉見義明 林博史『共同研究日本軍慰安婦』 p60
朝鮮での徴集のさいの憲兵・警察の関与の実態は、具体的な資料が出てきていないので、よくわからない。
「募集」に関して、朝鮮総督府が具体的にどのように関与していたのか、残念ながら史料がないのでこれ以上わからない。
吉見義明『従軍慰安婦をめぐる30のウソと真実』24pより
「官憲による奴隷狩りのような連行」が朝鮮・台湾であったことは、確認されていない。
吉見先生は、1997年2月27日の朝鮮時報でも
「『官憲による奴隷狩りのような連行』を裏付ける公文書は、今のところ出ていない」と明言しています。
番組討論でも「朝鮮半島で権力による強制連行があったと証明できていない」と言ったそうで、のちに小林よしのりのマンガでも引用されています。
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和田春樹東大教授(アジア女性基金呼びかけ人)
『アジア女性基金ニュース8号』
「官憲による直接的な強制を立証する文書資料が未だ発見されていないのは確かです」
『慰安婦問題という問い』p22
女子挺身隊として募集された人びとを日本の政府が「慰安婦」にしたということは、まったく裏付けられていません。その事実はほとんど存在しないと言われています。証言もなければ、それを裏付ける資料も見つかっていません。女子挺身隊と「慰安婦」は関係ない。(中略)
制度的な強制は恐らく韓国・台湾の場合は存在しない。
(インドネシア、フィリピン、中国で、末端の兵士が女性を連行し、レイプしてそのまま監禁し、一定期間継続的にそうした行為を強制するというかたちが広くみられました。私設の「慰安所」とか準「慰安所」と研究者は呼んでいますけど、こういうところではまぎれもなく強制があった)
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安秉直教授(慰安婦について韓国挺身隊問題対策協議会と共同で調査した人)
韓国の新聞のインタビューにて
「問題は強制動員だ。強制動員されたという一部の慰安婦経験者の証言はあるが、韓日とも客観的資料は一つもない」
「3年活動してからやめた理由は、彼ら(挺身隊対策協)の目的が慰安婦の本質を把握して今日の悲惨な慰安婦現象を防止することではなく、日本とケンカすることだったからだ」
http://
西岡力『よくわかる慰安婦問題』p83より
同じ頃、韓国人から強制連行はなかったという話を連続して聞いた。
私がソウルで会ったある韓国人記者は、「自分はこの問題についてこれ以上は書かない」と言った。
「それはどういうことですか」と尋ねると、
「元慰安婦の女性にかなり取材をしてきた。
ところが彼女たちは慰安所に入られてからの悲惨な生活についてはよくしゃべるのだが、しかし連れていかれる過程になるととたんに口ごもることが多い。
それで追求していくと、どうも女衒がからんでいるらしいことがわかってきた」とのことだった。
それで私が「女衒って日本人ですか」と聞くと、
「あなたね、日帝時代、朝鮮の田舎に日本人が入っていけると思いますか」と言うのである。
つまり取材を重ねるにつれ、朝鮮人の女衒が関与して、身売りとして売られていったという人たちなのだということがだんだんわかってきたというの
だ。
西岡力『よくわかる従軍慰安婦問題』p84 より
左翼知識人である在日朝鮮人高峻石氏は佐藤勝己氏に、
「吉田の言うような日本軍による慰安婦狩りなどなかった。
自分の村でも慰安婦が出ている。自分の親戚にあたるある未亡人が、村の娘ら何人かを中国に連れて行ってい暗所を開き大金をもうけて話題になり、村から別の娘たちもその慰安所に出稼ぎに行った。
当時の済州島でも貧しさで身売りする娘が珍しくなかったのに、なぜ、軍がわざわざ慰安婦狩りをする必要があるのか。もしそんなことがあれば、噂はすぐ広まったはずだが 、聞いたことがない」と話していた。
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呉善花 『「反日韓国」に未来はない』
私は韓国で生まれて二十六歳まで韓国で生活していた間、村の女を軍や総督府の官憲が強制的に連行したといった話はいっさい耳にしたことがありません。
また、私が『生活者の日本統治時代』で、インタビューした植民地世代の韓国人の誰一人として、そのような光景を見たことも聞いたこともないといっていますにもかかわらず、最近になってそうした話が出るなんて、まったくおかしなことだというしかありません。
日本の左翼活動家が反日民族主義の活動家に入れ知恵して以来、
「そういうことがあったらしい」「そういうことがあったに違いない」「そういうことが事実あった」
というようにエスカレートしていったことは明らかです。
こうして「従軍慰安婦」問題は、女子挺身他(女性の徴用者たち)と意図的に混同させられ、大量の女たちが「従軍慰安婦」させられた、強制連行でそうさせられた、という物語がつくられ、
それがあたかも真実であるかのように韓国国内で信じられるまでになってしまったのです。
__________________________________
長沢健一『漢口慰安所』P240より
長年慰安所の管理監督に当たった兵站部員は、慰安所の内部で一度も、いわれるような日本軍部、官憲による朝鮮婦女強制連行の噂さえ聞いたことがないのである。
私が特殊診療所勤務の際、朝鮮出身業者に、慰安婦補充について問うたことがある。
その業者は、朝鮮でも日本内地と同様に遊郭がいくらもあり、娼妓も多くいるから、慰安婦の補充に事欠かないと答えていた。
金山慰安所副組合長はやはりこの問題について、山田慰安婦係長に、慰安所は金も儲かるし、身体は楽なので伝え聞いて雇い入れを望む女は多く、不自由していないといったそうである。
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秦郁彦『慰安婦と戦場の性』 P380より
…いずれにせよ、平時と同じ身売り方式で女性集めが可能なら、植民地支配が崩壊しかねないリスクをはらむ「強制連行」に官憲が乗り出すはずはないと考えられる。
それを裏書するのは、四十四年夏、テニアン島で米軍の捕虜になったリー・パクドら三人の朝鮮人による陳述である。「面長は自由選挙でえらばれた指導力のある実力派の老人」とか「労務動員を拒否すると投獄される」と語ったあと、朝鮮人慰安婦について次のように述べている。
太平洋の戦場で会った朝鮮人慰安婦 (prostitutes) は、すべて志願者 (volunteer)か、両親に売られた者ばかりである。もし女性たちを強制動員 (direct conscription)すれば、老若問わず朝鮮人は憤怒して立ちあがり、どんな報復を受けようと日本人を殺すだろう。
尋問官が「今まで尋問した百人ばかりの朝鮮人捕虜と同じく、反日感情が強い」と評している朝鮮人軍属の証言だけに、何よりも説得力を持つのではあるまいか。