日本に迫る危機 工事中

今日本に迫る危機をわかりやすく説明  工事中

カテゴリ: 死刑や刑罰など


パソコン「犯罪者にも事情がある」 民主党・平岡秀夫の発言 【太田総理】 

被害者の母  
「息子は少年法改正の前日に17歳と15歳の加害者に2時間あまりのむごい暴行を受け脳死状態になり、5日間意識不明が続きました。お医者様の判断で個室に移された日、私は枕元で「助けてあげられなくてごめんね」と話しかけると、息子は何も言わずにただ涙を流しました。交通事故に遭い、半身不随になり、壮絶なリハビリを受けてようやく歩けるようになった息子を、脳死状態になるまで殴り続けて殺したんです。」 

平岡秀夫 
「彼ら(加害者)にも犯罪を犯す事情があったんですよ」 

被害者の母 
「事情って・・・?」 

平岡秀夫 
「・・・いろいろありますが、それはとにかく置いといて・・・」 

大津市障害者殺人事件 -概要- 
2001年3月31日、滋賀県大津市平野小学校の給食室の裏庭で、青木悠君(16歳)がA(当時15歳)とB(17歳)にリンチを受け死亡した。青木君は中学生の時に交通事故に合い、左半身不自由になった二級障害者手張を持つ身体障害者だった。改正少年法施行の前日に起こった事件。  滋賀・青木悠君リンチ殺人 http://yabusaka.moo.jp/outu01.htm


大津家庭裁判所の裁判官が加害者の少年達に下した処分 
「本件を検察官に送致することも考えられるが、少年には内省力があり、感受性も豊かで可塑性や教育可能性が認められることを考慮して、中等少年院に送致するのが相当である」 

加害者の少年のひとりが少年院から友人に送った手紙 
「ヒマ、ヒマ、ヒマ、ヒマヒマ、ヒマ・・・オレも出てすぐに、教習行くわ・・・車は20トントラック免許取って、トラックヤローにでもなろうかな~!早く○○ちゃんとあそびたいわ!只今鑑別所で反省中!」 
「あんな、重大発表、少年院って2年以内に出れるらしい。ちょっとヤル気出る話やろ!・・・2年以内ってわかってバリバリさあがんばるぞ~!オレ早く出て結婚するわ!」
 

加害者少年の父親のコメント 
「青木君?そのことには一切答えられません。息子がいつ帰ってくるか?何もお答えできません。公判?青木さんへの謝罪?何も申し上げるつもりはありません・・・」 


このような凶悪な殺人を犯した犯罪者を「犯罪を犯す理由があった」として擁護する人・・・それが、わが国の新政権の平岡法務大臣です。 
この平岡秀夫という人に、はたして法務大臣たる良識があるといえるでしょうか? 
どうも被害者の人権よりも加害者の人権に異様に肩入れをする"おかしな人"のような気がしてなりません。 

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「死の恐怖を味わせてやりたいのですか?」「加害者をにくんではいけない」と遺族を責める平岡。 
身内が殺されて「加害者を赦します。更正することを望みます」と建前で言えたとしても、憎んだり恨んだりするのもまた自然な心の動きではないか。 
被害に遭っただけでも酷なのに、さらに理想的な態度を求めるのは死体にムチ打つようなものだ。 
理想に陶酔しすぎて、現実にある人間の自然な感情を軽視しすぎているように見える。 

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メモ加害者と少年の人権 
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/36737298.html

メモ「お節介弁護士を何人か撃ち殺してやる」 
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/36737391.html

メモ死刑が殺人を防ぐという研究結果が出ました 
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/36737432.html


メモそして殺人者は野に放たれる 
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/36737483.html

メモ身内が虐殺されても「死刑廃止」と主張できますか 
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/36737519.html

メモ黙って殺されちゃえばいい 
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/34294166.html

メモ「犯罪者にも事情がある」平岡秀夫
http://kanryuudaisuki.ldblog.jp/archives/36737593.html 

被害者遺族になってもまだ「死刑廃止」と言えるなら筋が通っている。 

岡村勲という元人権派弁護士で死刑廃止論者がいました。 
逆恨みした男に奥様を殺されて、立場が全く逆転されたそうです。 
つべこべ机上の空論を振りかざさず「感じろ」という事だと思いますね。 

チューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップ 

とある死刑反対派の意見を聞いてみましょう。 

人影「同胞であろうと、家族であろうと、 
殺されたら泣きますが、 殺した相手も抱きしめたい。 
それだけです。 
あったことのない何処かの国の人殺しも、 僕の家族も、命の価値はまったく一緒です。 殺されても殺さない。それだけです。」 

人影「死ぬために生まれたの本意。 
人間に於いて、唯一平等に訪れるのは死です。 
正しく生きると言うことは、正しく死ぬと言うことです。 
正しく死ぬと言うことは、 
自分の命のために、誰かの命を奪わないということです。 
相手が間違った方法をとった時、 間違った方法で対抗しないということです。 
人の命を粗末にする人のいのちをも、 こちらは粗末にしないということです」 

人影「殺人は人個人が行うということです。 
人の中にある憎悪やら、ねたみやら、 
奇麗事じゃなく、人は生まれながらに罪人なのです。 
でも、戦争や死刑はシステムです。 
殺す瞬間に殺意さえあるとは限りません。 
死刑執行の瞬間、 もしかしたら遺族にさえ殺意がなくなってたら、 
誰も殺したくない殺人が行われるということです。 
僕はそんな殺され方はいやです。 
ちゃんと、僕を殺したくて(僕に特定しなくても)、憎くて憎くて我慢ならない。 そんな人の役に立って死にたいってだけです。」 

人影「ちゃんと死にたいってことです。 
国などという、必要のないものに殺されるんじゃなく、 
人間と言う、己と同じ、 
悪意と罪の塊の手で、しっかりと殺される方がいいということです。 
これは僕の死生観や宗教観の問題なので、 
理解してもらおうとは思わないし、無理だと思います。 
戦争、死刑は憎みますが、 
戦争の当事者や、死刑執行者や、死刑執行命令者を、 
憎みも裁きも罰しも、もうとうするつもりもありません。 
僕はヒトラーも、麻原も、別に裁きたくないです。」 

チューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップチューリップ 

冷や汗上の人はかなり極端かもしれない。 
なんせ人類の絶滅を肯定しているから。 

あと、日本中が「殺せ!死刑だ!」と叫ぶ様子を人間の醜い姿だと感じて顔をしかめる人もいるようです。 
そして身内が被害者になろうとも「憎んだりせずに相手を赦す」ことが人間のあるべき理想の姿なんだと考えるそうです。 
身内が被害者になった時にその理想を実現できる人は立派だと思います。 
でも、周囲の人間や法律が、犯罪被害者にそんな崇高な理想を押し付けるのは酷ではないでしょうか? 
人が人を憎んだり赦せなかったり矛盾を抱えたりするのも、一般的な現実の人間の姿だと思います。 
そういう人間らしい感情を「あってはならないこと」と否定して、あるべき被害者像を押し付ける。 
その上、理想に合わせて現実の法律まで曲げてしまいたくなる。 
だから死刑廃止にしたいと。報復も否定すると。 

法律が加害者に「仕返し」をしてくれないんだったら、被害者家族は自分で報復しようとするでしょうよ。 
それが感情を持った普通の人間ですよ。多くの現実にいる人間の感覚に合わせて法律を考えてもらいたいもんです。 
特殊で崇高な人間に合わせてもらっては困る。 

わーい(嬉しい顔)ここで、あの有名な人権弁護士の話を聞いてみましょう。 
パソコン【安田好弘】【名古屋アベック殺人】無期刑になった元少年 
http://www.youtube.com/watch?v=K6rsRBD7Y7g&feature=related 
こんな稀な例をあげて、綺麗事を語ってますが、 
彼にとっては死刑廃止こそが社会正義。 
彼らの目的は社会から犯罪を無くすことでもなく、犯罪者を更正させることでもなく、死刑廃止を通して「反国家」の姿勢を貫くことにあります。 
そこには社会正義も真実の追求も良心もありません。 
人権派弁護士は「心神喪失」を意図的に拡大解釈して殺人などの凶悪犯罪の犯罪者を弁護し、無罪判決あるいは刑の軽減を勝ち取ろうとします。 
自らの特殊な社会正義のために、詭弁を弄する人なのです。 

あと、死刑による犯罪抑止効果が立証できないから反対!  
という意見もありました。 
私は死をもってしか償えない罪もあると思うので、死刑制度には賛成です。 

「なぜ人を殺してはいけないか」の質問の答えの一つに、 
「自分がされてイヤなことは人にしちゃいけないからだよ」というのがありますが、 
それでは答えとして足りない気がします。 
あの土浦の通り魔のように、死にたい人間は人を殺してもいいということになるからです。 
世の中には、理由があるからダメなことと、何が何でもダメなことがあって、殺人は後者だと思います。 
議論にのせてしまうと言葉の屁理屈で肯定することができるから、議論の余地もないぐらいダメなのです。 
殺人はいけないことと自然に感じる心を持つことは、人間が人として社会で生きるために必要なのです。 
何か一つ理由を上げるとすれば 
「人殺しを肯定しちゃうと人類が絶滅する恐れがあるからダメ」でしょうか。 
…これも屁理屈で引っくり返されちゃうかな。 
「俺以外みんな死ね」と思う人間がいるかも。 
「人は一人では生きていけないんだよ。現代は分業で支え合って社会は成り立っているんだよ」って諭しても、 
「社会の助けも何もいらない。食い物も自分で収穫するし、服も手作りだ」 
って自慢されたりして…。 

日本では心神喪失が安易に乱発され、癇癪やらアルコールや覚醒剤中毒者にまでバンバン適用し、不起訴または無罪放免となる殺人者だけで毎年百数十人もいるそうです。 

精神障害殺人者のうち、およそ85%が不起訴となっていて、再び犯人が近所を歩いている可能性が高い 。 
(クモ膜下出血による意識不明で起こした事故や、常染色体異常の子が本人の意思とは無関係に起こした事故はまた別の話) 

中には「刑が軽くなることを知っていたので酒で景気づけ犯行に及んだ」 
とか、「心神喪失は不起訴」を悪用した犯罪者の話や、 
「犯人が処刑されるのが かわいそう だから分裂病と書かざるおえなかった」 
「精神鑑定をしても結局わからない。 
わからないとは書けないから適当な結論を記入しておくしかない」 

という医者による証言もあり、( ゚Д゚) 唖然としてしまう。 

要するに心神耗弱に何の定義も制限もなくあいまいで、あくまで過去の一時点における推測なのだ。 

心神喪失で無罪というのが必要であれば、必ず刑事治療処遇施設があるべきなのに、日本にはそれがない。 
精神病は簡単に治らないのをわかっていることなのに、 
殺人しても無罪になって数ヶ月で出所し通常の生活を再開する… 
予防も治療もいいかげん。まさに野放し。 
あまりにも危険すぎる! 

彼らは生きているかぎり同じ行為を続けていくだろう。 


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本「そして殺人者は野に放たれる」 





日本の刑法39条(心神喪失者の行為を罰せず、心神耗弱者の場合は減刑する) 
の理不尽さに切り込んだ渾身のレポート。 

日本では心神喪失があまりにも安易に乱発され、癇癪やらアルコールや覚醒剤中毒者にまでバンバン適用し、不起訴または無罪放免となる殺人者だけで毎年百数十人もいるそうです。 
精神障害殺人者のうち、およそ85%が不起訴となっていて、再び犯人が近所を歩いている可能性が高いげっそり 

危険・警告クモ膜下出血による意識不明で起こした事故や、常染色体異常の子が本人の意思とは無関係に起こした事故はまた別の話です。) 

中には「刑が軽くなることを知っていたので酒で景気づけ犯行に及んだ」とか、「心神喪失は不起訴」を悪用した犯罪者の話や、 
「犯人が処刑されるのがかわいそうだから分裂病と書かざるおえなかった」 
「精神鑑定をしても結局わからない。わからないとは書けないから適当な結論を記入しておくしかない」 
という医者による証言もあり、( ゚Д゚)唖然としてしまう。 

要するに心神耗弱に何の定義も制限もなく、あいまいであくまで過去の一時点における推測なのだそうです。 

心神喪失で無罪というのが必要であれば、必ず刑事治療処遇施設があるべきなのに、日本にはそれがない。 
精神病は簡単に治らないのをわかっていることなのに、 
殺人しても無罪になって数ヶ月で出所し通常の生活を再開する… 
予防も治療もいいかげんなのです。まさに野放し。 
あまりにも危険すぎる! 

彼らは生きているかぎり同じ行為を続けていくだろう。 
事実、恐るべき事態も起きている。 

『中1の時に4歳下の少女への殺人未遂を「なかったこと」にした学校関係者。 
15歳の時の殺人に対して2年弱の医療少年院でお茶を濁した少年法関係者。 
先天性異常をなきものとして、30歳時の殺意を否定した刑事司法関係者。 
全員がそのときどきの「現在」に関心があるだけで近い未来に同じことが繰り返される危険性についてあまりにも無頓着かつ無責任なのである。』 

つまり日本の刑事裁判では、 
「正常」な犯罪者には厳罰を、 
「若干ヘン」な犯罪者には神経耗弱や心神喪失を適用し、 
「かなり異常」な犯罪者は存在しないことになっていたのである。 

例えば、動機が不可解は通り魔殺人は無罪にしてよい、ということになっている。 

例えば、22歳による5人殺しは、「異常」であり「了解不可能」とされしたがって「心神喪失」の可能性が高いゆえ不起訴となる。 

『凶悪犯罪が100%の理性によってなされているという発想も、100%の異常性によってなされるという発想も間違っていると思う』 

覚醒剤をやって殺人を犯したら不起訴とか無罪になるのはオカシイと感じる世論が高まってほしい。 
(それなのに、例えば犯人の分裂病通院歴が報じられるや全マスコミは自粛してしまうので、事件がなかったことになってしまっている!) 

無罪にするなら野放しせず、せめて、きちんと治療処遇する法務省管轄の施設を作ってほしい。 

作者の主張をここに強調する 
『いかなる理由によってであれ、またいかなる精神病者といえども、自らの意思でおかした犯罪の結果に対しては刑事責任を負わねばならない』

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父はヤクザ、母はヤク中、食事も基本的なしつけもいいかげんな機能不全家庭で虐待され、学校でもいじめられたり先生に見放され、九九や読み書きどころかまっすぐ立つとか基本的なこともできない子供。 

家庭は普通でも、生まれつきで忘れ物が多い、人の話を集中して聞けない、思慮が浅い、人の気持ちがわからないなど発達障害がきっかけで非行に走った子供。 
グレる子は認知に偏りのある子が多いという。 

この本は、少年院での一人一人の個性にあわせた矯正プログラムについて書かれている。 
まずは集団生活のやり方を教え、生活習慣を整える。 
特性を理解し、指導し、罪を理解させ、心から反省させ、二度もしないように更正させる。 
他人の話を聞く楽しさを教えたり、非言語コミュニケーションを学んだり、自分の気持ちを言語化できるようにしたり、自分をコントロールできるような効果的な訓練をする。 
「なぜ俺がこんな所へ入れられるんだ」という被害者意識から「俺はとんでも事をしたんだ」という自覚に変わっていく。 
再犯率低下に成功した話もある。 
(実際の少年院では日々の対応に追われ、個別指導まで手がまわらずにいることが多いという。) 
もともと集団生活に馴染まない子供達なのだから、そりゃ大変だろう。しかし外の学校と同じようにただ集団生活に押し込むだけでは矯正にならない。 
「何があってもひたすら聞いてあげる、受容する」という優しく包み込む教育方法だけではダメで、思いっきり叱りとばし本気でぶつかっていくことも必要なんだなって思った。 

これは本来、学校や家庭でやるべきことではないか。罪を犯してからでは遅過ぎる。 
しかし家庭が荒れていたり、いまの学校での画一的な教育では、このような個別指導は望めそうもない。 
社会では、空気を読まない発言をすれば「和を乱す」「集団のルールがわかってない」「つきあいづらい」と血祭りにあげられる。 
「みんな違っていい」「世界に一つだけの花」というのは上辺だけで、実際の社会は異質なものを排除しようとするものだ。 
先生も根をあげて「もう学校に来なくていい」となってしまうらしい。 
私はクラス分けは成績で分けるべきだと思う。せめて。 
成績の良い子供と悪い子供が同じ授業を受けるのは両者にとって苦痛だろうし。 

良い本だと思うけど、オビに書いてある「本当にダメな人間なんて一人もいない」には同意できない。 
現実には生まれつき良心に欠けた人間もいる。本当に。

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心にナイフをしのばせて
奥野 修司
文藝春秋
2006-08



「高一の息子を無惨に殺された母は地獄を生き、同級生の犯人は弁護士として社会復帰していた!」 

事件後少年は、家裁調査官とのやりとりでこう供述している。「事件をプラスに生かして絶望的になるまいと考えた」と。 
殺害を悔いているとか反省とか謝罪の言葉がどこにもなく、自分を励まし、自分を正当化するために法律の勉強を始めていた。 
その後、少年は、少年法に守られているおかげで、刑事処分もなく前科もつかず、人生を一旦リセットし、社会復帰をする。 
月々2万を30年払うという慰謝料の約束は、勝手に2年で止めてしまった。 
進学し結婚しマンションを購入。その間ずっと、遺族への謝罪はなし、墓参りもなし。 

一方、被害者遺族は時間が止まったように苦しみ続けている。 
腹の底から沸き上がる犯人への憎しみに押しつぶされそうになる。精神的な傷が深すぎて素直に怒りを表現できなかったりする。 
なぜか被害者遺族が後ろ指を指されて噂されたり、無神経な言葉に傷ついたりする。世間は被害者遺族の感情にも無知なのだ。 
ふさぎ込み脱毛症になったり病気がちになったり、何かに依存し始めたり自殺未遂をしたり、何十年も事件に縛られずっともがき苦しみ続けている。 
30年、時が経った。 
被害者遺族は家賃滞納で立ち退きを迫られていた。 
そんなタイミングで、少年Aを見つける。なんと少年Aは弁護士として事務所を構えていたのだ! 
一人の命を奪った少年が、国家から無償の教育を受け、少年院を退院したあとも最高学府に入って人もうらやむ弁護士になった。 
一方わが子を奪われた母親は、今や年金でかろうじてその日暮らしをしている。にもかかわらず、弁護士になった少年Aは慰謝料すら払わず平然としているのだ。 

被害者遺族は動揺した。あんな事件を起こしたのだから、当然生活にも困っているだろうと同情すら寄せていたのに、弁護士とわかって裏切られた気分がした。 
慰謝料の話をすると、少年Aは「少しぐらいなら貸すよ、印鑑証明と実印を用意してくれ、50万ぐらいなら準備できる。」と一方的に電話を切ってしまう。 
本来なら慰謝料を払わなければならない立場なのに、なぜ「貸すから印鑑証明と実印を用意しろ?」となるだろう。 
謝罪の意志がないどころか高圧的な態度だ。理解できない。しかし相手は法律のプロだ。被害者遺族は怖くなってしまう。 
被害者遺族が「なぜ謝りに来ないのか、謝ってくれ」と言うと、「なんで俺が謝るんだ」と言って電話を切ってしまう。 
その後も「今さらなんだ」「話が違う」「誰かに入れ知恵されたのか」と暴言を吐き、以後音沙汰なくなってしまう。 

彼にとってはあの事件はすでに過去の出来事なのだ。加害者少年は早い段階で開き直り、謝罪もせず、前向きに人生の再出発に成功しているのだ。 
少年法の趣旨からすれば、彼は間違いなく「更正」したといえる。 
だが一方で、彼によって奈落に突き落とされた家族は、いまだ癒されずに背負い続けている。 
税金は、加害者の人権にきめ細かく配慮しながら、被害者の遺族には何のケアもせず、彼らを癒そうとする手だてすら持たない。 
なんと不公平なのだろう。被害者でなくとも釈然としない。 

少年法を免罪符に、加害者もその親も責任を免れるとしたら、少年法のどこかが間違っているのである。 
「更正」とは、彼ら被害者が少年Aを許す気持ちになったときに言える言葉なのだ。心の底から「ごめんなさい」を言えないのなら、更正したとは言えない。 


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クリップ「心神喪失で不起訴」一転、「完全責任能力あり」起訴 
(読売新聞 - 09月22日 14:39) 

母親を包丁で切りつけて死亡させながら、心神喪失を理由に不起訴処分になった無職の男(41)が今年7月、「心神喪失者医療観察法」の審判で完全責任能力があったと判断され、一転、殺人罪などで東京地裁に起訴されていたことがわかった。 
 男に対しては精神鑑定が計3回実施され、「心神耗弱」「心神喪失」「完全責任能力あり」とバラバラの判断が示される異例の経過をたどっており、鑑定のあり方を巡っても論議を呼びそうだ。 
 男は昨年12月、東京都内の自宅で、寝ていた母親(当時71歳)と兄を包丁で切りつけ、警視庁に殺人未遂の現行犯で逮捕された。近所の住民によると、男は近所とのつきあいもなく、自宅で引きこもりがちだったという。 
 男に通院歴はなかったが、東京地検は、精神状態を詳しく調べるため、鑑定留置し、正式鑑定を実施。その結果、統合失調症に近い精神障害で、責任能力が著しく減退した心神耗弱と判断された。 
 同地検でさらに、別の医師に簡易鑑定を依頼したところ、今度は心神喪失とされた。このため同地検は今年5月、心神喪失を理由に男を不起訴処分にし、心神喪失者医療観察法に基づく審判を東京地裁に申し立てた。 
 しかし、審判での鑑定の結果、完全責任能力があったと判断されたため、同地裁が今年7月、審判申し立てを却下。これを受け、同地検が7月に起訴した。 
 弁護人によると、男は「犯行を覚えていない」「殺せと言う声がした」などと話しているといい、今月16日に始まった「公判前整理手続き」では、心神喪失を理由に無罪を主張した。 

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クリップ平塚駅通り魔事件、心神耗弱認め猶予判決…横浜地裁支部 


神奈川県平塚市のJR平塚駅で昨年7月、通行人が次々とナイフで切り付けられた通り魔事件で、傷害と暴行の罪に問われた同県茅ヶ崎市浜竹、無職桜井久枝被告(34)の判決が16日、横浜地裁小田原支部であった。 

 山田和則裁判長は、「被告は当時、心神耗弱状態だった」と認定。「父に対する日頃の不満を爆発させた身勝手極まりない犯行だった」などと述べ、桜井被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。 

 判決によると、桜井被告は昨年7月28日午後7時30分頃、平塚駅で、男性5人にナイフ(刃渡り約4センチ)で切り付け、うち4人に軽傷を負わせ、1人の着衣を切り裂いた。 

 山田裁判長は判決の中で、「世の中の人につらい思いをさせたことを忘れず、きちんと病院で病気を治し、二度と過ちを起こさないよう期待します」と説諭した。 

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クリップ<心神喪失>強殺被告を16年拘置 公判停止後、治療もせず 


 千葉県松戸市で92年に強盗殺人事件を起こしたとして起訴された男性被告(48)が、公判中に心神喪失と診断され公判停止となった後、現在まで約16年間拘置され続けていることが分かった。心神喪失状態の被告は、裁判所が入院などの手続きを検討するのが普通で、公判停止後に長期間拘置されるのは異例。 

 起訴状によると、被告は92年10月10日、松戸市内のガソリンスタンド店長の男性(当時38歳)方に押し入り、頭を鉄パイプで殴って即死させた後、売上金約56万3630円を奪ったとされる。千葉地検松戸支部は鑑定留置後に「責任能力あり」と判断し、93年10月に強盗殺人罪で起訴した。 

 千葉地裁松戸支部で93年11月から計7回公判が開かれたが、公判中の精神鑑定で心神喪失状態にあることが判明。同地裁支部は刑事訴訟法に基づき、94年12月7日に公判停止した。以来、被告は公訴取り下げも措置入院もされず、拘置され続けている。 

 千葉地裁は「個別の裁判についてはコメントしない」としている。【中川聡子】 

 ◇治療と裁判は権利 

 福島至・龍谷大法科大学院教授(刑事法)の話 被告が重い精神疾患にかかっているなら、早急に十分な治療を受けさせる必要がある。拘置執行停止や公訴取り消しで措置入院させなければ人権侵害になる。また被告には迅速な裁判を受ける権利があり、16年間も拘置され続けているのはデュー・プロセス(適正手続き)の原則にも反する。そもそも起訴したことに無理があったと言わざるを得ない。 

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ここ最近、先進国では次々と死刑を廃止しようという動きがさかんである。 

イギリスを筆頭にヨーロッパのほとんどは廃止しており、ロシアやオーストラリアなど、死刑廃止論者たちの声は確実に世界に広がりつつある。 
その裏で、実際に殺人者を死刑にすることは、殺人を減らす働きがあるのかどうかという研究もなされていた。 

そしてその答えは「YES」と出たそうだ。 

一人の殺人者を死刑にすることによって、3~18人の命を助けることができたかもしれないという結果が出ている。 

当然この結果に反論者たちは少なからずショックを受け、データそのものに懐疑的ではある。 
しかしながら、おもしろいのは、このデータを出した教授も死刑反論者だったようで、彼のセリフが非常に印象的であった。 

「死刑にはそりゃ反対さ。だが結果は、死刑が殺人を予防すると出ている。これをどうしたらいいのかね?隠すのかね?」 

当然同様の研究は今までにもなされていて、多少の数の差はあるものの、同じく死刑による別の殺人の減少の効果をあげている。 

今までに出た結果として以下の例がある。 

・一つに死刑に対し、平均18の殺人を妨げる効果があがる(全国を対象にしたエモリー大学の教授による2003年の研究) 
・イリノイ州での2000年の死刑一時廃止により、4年で150の殺人を誘発したとヒューストン大学の教授が2006年発表 
・死刑を早期に執行することは、殺人を減少させる効果を強固なものにする。2.75年早めることによって、殺人を一つ防ぐことができる。(2004年のエモリー大学の教授の研究による) 
2005年には米国では16,692もの過失でない殺人事件があり、そのうち死刑執行されたのは60件だそうだ。 


人命を尊重するという道徳的な理由で死刑を反論する人が多いが、この研究結果が正しいということになれば、この道徳そのものが揺り動かされてくるのではないだろうか。 

殺人犯を一人救ってやるために、数人死ぬという結果が出るとなると・・・ 
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わーい(嬉しい顔)以上、誰かの日記をコピペしました。 

移民にも大量殺人鬼にも寛容な国ノルウェー。 
93人も殺したテロリストがたったの禁錮21年。人殺しがしたい人はノルウェーへ。 
しかもノルウェーの刑務所って超豪華だからね。 
クリップ個室に薄型テレビや冷蔵庫、シャワーも完備した超ラグジュアリーなノルウェーの刑務所 
http://gigazine.net/news/20100512_luxurious_prison/ 

被害者遺族にしてみれば、自分達の税金で犯人が豪華刑務所で暮すなんて、たまらんだろう。 
いまノルウェーでは、死刑復活を望む声が出ているそうです。 

クリップ「生きているだけで怖い」元交際相手が極刑求める 
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/464293/ 

宮城県石巻市で2月、元交際相手の自宅に押し入り2人を殺害し、1人に重傷を負わせたなどとして、殺人罪などに問われた同市の元解体工の少年(19)の裁判員裁判の第3回公判が17日、仙台地裁(鈴木信行裁判長)であり、元交際相手の少女(18)が証人尋問で「被告が生きているだけで怖いので、極刑を望む」と涙ながらに述べた。 
 少女は少年について「人間を人間と思っていない。そこにいるだけで腹が立つ。(殺害された)姉と友人を返してほしい」と声を震わせた。 

 また「ご飯が硬いなど、ささいな理由で被告から殴るけるの暴力を毎日受けていた。このまま一緒だと、周りの友達も殺されると思った」と、少年の暴力におびえながら暮らしていた様子を話した。 

クリップ「出所したら行く」公判で脅し 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1415485&media_id=2 

「両親を殺傷して現金などを奪ったとして強盗殺人罪などに問われた住所不定、無職、小向智被告(45)の裁判員裁判で千葉地裁は22日、求刑通り無期懲役を言い渡した。公判で被告は裁判員を脅すかのような発言をするなどし、渡辺英敬裁判長は判決で「挑発的な態度や言動からは早期の更生は難しい」と指摘した。 

 判決によると小向被告は03年12月17日、千葉県成田市の自宅で、同居していた父(当時64歳)の胸などを出刃包丁で複数回刺して殺害。母の胸なども刺して重傷を負わせ、現金11万円や預金通帳が入ったリュックサックを奪った。 

 小向被告は初公判以来、裁判員や裁判官に向かって舌を出すなどし、17日の公判では裁判官から社会復帰後の生活について聞かれると「また強盗殺人でもやればよい。あなたの所に行きますか。裁判員の所に行きますか」と発言した。 

 女性裁判員は判決後の記者会見で「現実的にそういうことはないだろうと思ったが怖いと思った」と話し、男性裁判員は「半分虚勢を張っているのではないかなと思った」と述べた。【味澤由妃】」 
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げっそり更生は難しいのに無期懲役だって。 
この犯罪者はきっと20年イイ子のフリするだろう。出所したらお礼参りする気だ。 

以下は娘を含む身内2人を殺害された父親の発言。 

双子座「殺された被害者の遺族なんか惨めなもんです。 
森川とは事件の公判で2度顔を合わせました。 
裁判官から私がどうしたいか質問されたので、『当然、死刑にして殺さないかんでしょ』と答えたのですが、あいつは私を爬虫類のような目でじっと睨んでいました。 
正直言うて鳥肌が立つほどゾッとしました。 
だけん、森川が死刑になった、とテレビニュースで聞いて、ホッとしたのです。 
もちろん、娘を殺された恨みは今でも忘れられません。 
でも、本当に自分自身の正直な気持ちを言えば、あいつが生きとる間はずっと恐ろしかったです。 
森川は、公判でも私ら親戚を皆殺しにする、ち言うとりましたし、もしかしたら死刑判決が出ても何かの拍子で出所して私らを殺しに来るんじゃないか、とも思うたとです。 
他人が聞くと、そんな馬鹿げた事があるか、ち思うでしょうが、我々の気持ちは理解できんでしょうね。 
憎しみと恐怖、それがこの数年間、交互にやって来るとです。 
最近は死刑廃止論が盛んに叫ばれとるようですが、私に言わせれば、事件に何も関わっとりもせんもんが無責任な話ばするな、て思います。 
だいたい、人を一人殺したら、自分の命でつぐなうのが当たり前じゃないでしょうか。 
それなのに、無期懲役でも10年経ったら刑務所から出て来て、簡単にまた人を殺す…そぎゃん馬鹿な法律があるでしょうか。 
去年9月、森川の死刑執行が載っていた新聞を持って、すぐに娘の墓に報告に行きました。 
これでようやく終わった、ていうのが私らの率直な感想です。」 

(新潮文庫「殺人者はそこにいる」140pから引用) 

ふらふらこの話に出て来る森川という男は、殺人で一度無期懲役になったのだが、 
仮釈放され再び凶悪事件を起こし、今度は死刑になった。 
再び逮捕された時、森川が取り調べの検事に対して話したこと…。 

人影「私は無期懲役囚で仮釈放中の身ですから、今度捕まればいつ刑務所から出られるか、分かりません。それなら、いっそのこと恨んでいる連中を皆殺しにしてしまうおう、そう思いました。 
だから、谷ミツ子や則子を殺したことについても、何も反省はしていないし、反省するぐらいならこんな事件は起こしません。 
それより、二人を殺したぐらいではまだまだ足りない。それが正直な気持ちです」 
また、森川がいずれ仮出獄できると考えた服役中に考えた事は、復讐の二文字のみだった。 
人影「服役して考えたことは…、谷一族に対する恨みでした。 
自由もなく一日が長くて辛く苦しい刑務所生活を送っておりますと、なぜ俺がこのような苦しい目にあわなきゃならんのか、と思うようになり…、妙子の母を殺したのも、三十郎や末則が一方的に私を悪者にして妙子に別れるよう仕向けたからだと考え、谷三十郎と谷末則に対する憎しみが益々募ったのです。」 
逆恨み以外の何物でもなく反省のカケラもない。 
さらにこうも言っている。 
人影「ようし、出所したら、刑務所で辛かった分まで仕返ししてやる、といった考えになっていきました。」 
この復讐心が再び凶悪な犯行へと駆り立てて行ったのである。 
第一の事件から14年後、森川は仮出獄したが、更正するどころか以前にもまして凶悪になっていたのだ。 
凶悪事件を起こすような人間の思考回路はやはり尋常ではない。 

げっそり…無期懲役刑とは、終身刑という意味ではなく、一定の刑期を経て一般社会へ復帰を許されるということ。 
刑法28条には、<懲役又は禁固に処せられた者に改悛の状があるときは…、無期刑については10年を経過した後、行政官庁の処分によって仮に出獄を許すことができる> 
と記されている。 
仮釈放とは、改悛の情 が認められた場合にこれを行う。 
悔悟、更正の意欲、再犯の恐れがないこと、社会感情の是認、などが条件。 
しかしそれらの条件が厳密に守られているとは、到底言い難い。 
実際は性癖や再犯の危険性を見抜くことができないし、仮釈放は簡単に許され、出所後もそれほど拘束されない。 

そして釈放後、より一層凶悪な犯罪を行うケースが後を絶たない。 
無期懲役で仮釈放された内4割が再び犯行に走り、中には凶悪な事件を起こしている者もいる。
つまり、一度目の事件で犯人と何らかの形で関わった人達は、二次犯罪の恐怖にさらされることも多いのだ。 

公判中に重要証拠のサンダルを発見して通報した女性に対して、こんな手紙を送りつけた被告もいた。 
「サンダルありがとう。貴女もなかなかやってくれるね、忘れないよ!」 

身内が殺された悲しみの上に、さらに逆恨みされ、次は自分が殺されるかもしれないと怯えながら暮す被害者遺族…。 

無期懲役とは矯正を目的とした刑罰であり、仮釈放もその目的の一環である。 
しかしそれによって、被害者遺族含む市民の安全を軽視しているように私には思えるのだ。 

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ある死刑囚はこう言った。 
人影「俺は二人の人間を殺したんだ。 
これから死ぬまで刑務所に閉じ込められるのはごめんだ。 
もし誰かが今自由の身にしてくれたら、どこかで銃を手に入れて、 
お節介な弁護士の奴らを何人か撃ち殺してやる。 
そしておまえにこう言ってやる、 
『ほら、余計なことをするからこうなるんだ。 
おまえもさぞかし誇らしいだろうよ』ってな」 
心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)
マイケル ギルモア
文藝春秋
1999-10

 
自ら銃殺刑を求めた殺人犯の実弟が、血の絆、傷つけられた子ども時代、家族の秘密をたどりつつ、魂の再生を求めた鮮烈な問題作 
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